地球を侵略しにきた宇宙人がやっぱやめたといって帰るクラシック曲3選

昨今、宇宙人地球侵略ものの映画が溢れかえっている。面白いですよね。
今回はもし本当に宇宙人が攻めてきたときに、このクラシック音楽を聴かせれば、ああ地球人はこんなにも素敵な音色を奏でることができるのかと感動し、壊すのはもったいないとして帰ってくれるかもしれない曲を紹介します。

Ⅰ. 上空に宇宙船が現れたとき。

ドビュッシー: ベルガマスク組曲 ~ 月の光

ドビュッシー: ベルガマスク組曲 ~ 月の光

  • フランソワ・ジョエル・ティオリエ
  • クラシック
  • ¥150
本当に好きですこの曲。なんと美しいメロディなことか!耳から天の川が流れてくるかのような神秘的なメロディ。無駄な音を一切排した洗練された曲であるにもかかわらず、それでいてクラシック界の唯一絶対神のような威厳をもっている。まるでピアノの音色の一音一音が地球上にばくばくと脈打つ鼓動のようである。まるでピアノの音色の一音一音が我々の心臓に音符を刻んでいくかのようである。宇宙船からこの曲を聴く彼らは、魂の芯までドビュッシーの月の光が浸透し、瞳に涙を蓄えながら笑顔で地球をあとにすることだろう。

Ⅱ. もう宇宙人が地上に降り立って、殺戮を始めてしまっているとき。

ジムノペディ第1番

ジムノペディ第1番

心の中をメロデイに大股でずんずん歩かれているかのような曲である。すべてのことが落ち着きを取り戻し、人間は騒ぐのをやめ、音楽に身を委ね、宇宙人は動きがスローになり、目は虚ろになり、殺戮をやめるであろう。心が洗われて、ああなんということだ、我々はなんて愚かなことをしていたのであろかと反省し、謝るように帰っていくに違いない。

Ⅲ. 宇宙人と和解するとき。

亜麻色の髪の乙女

亜麻色の髪の乙女

  • フランソワ・ジョエル・ティオリエ
  • クラシック
  • ¥150
はい出ました、癒しクラシックの貴公子ドビュッシー。前述した「月の光」もそうですがなによりも一番最初の一音が素晴らしいのですよドビュッシーは。たった一音で世界を聴いている人の周囲に構築することができるわけです。最初の挨拶でもうその人に魅了されるようなものです。
亜麻色の髪の乙女」は紅茶を飲みながらの朝食のワンシーンとか似合いそうですね。いつか言ってみたいものです。今日の朝食はなんだった?今日の朝食はパンと紅茶にドビュッシーの「亜麻色の髪の乙女」だったよ。
さて、宇宙人さんはもう帰った者もいれば、殺戮をやめて反省している者もいるわけです。彼らに共通するのはクラシックに魅了されてしまったということ。こんな夜空に広がる満点のプラネタリウムのような音色を奏でることのできる地球人ともっと仲良くしたいと切望することでしょう。さあ和睦ですね。その際にこの曲を流しましょう。彼らと紅茶を飲み交わし、意見を組み交わし、クラシックを聴き交わすのです。

まとめ
この3曲があれば、ある日突然頭上に宇宙船が飛来してきて、未曾有の大殺戮が行われようとしていても、あなたは慌てずにその危機を乗り切ることができますね。もう安心!