人類滅亡のときに観るべき映画5選


 

人生とはいつなんどき緊急事態に見舞われるか誰にも予測できない。
もしかすると今日にでも人類滅亡のパンデミックが起こるかもしれないのだ。
宇宙人に侵略されたら?ゾンビに襲われたら?隕石が降ってきたら?地球が割れたら?
もしそうなったとき、シチュエーションごとに観るべきオススメ映画を紹介しよう。
 
1、そろそろあなたの命が尽きるとき。
『LIFE!(ライフ!)』
原題:The Secret Life of Walter Mitty

 

LIFE!/ライフ オリジナル版 (字幕版)

LIFE!/ライフ オリジナル版 (字幕版)

物語:同じことの繰り返しな毎日を過ごしていた主人公が世界を飛び回る。
 
あなたの人生がついに終わりを迎えるとき、この映画を観れば、自分には分不相応だと言い訳したり、周りに遠慮したりして、やりたくてもやってこなかったことを、なぜやらなかったのかと後悔するだろう。そして知るだろう。人生とは、自分の決断と行動次第でいくらでも好きなように彩ることができるということを。もうここで死ぬのならあれをやっておけばよかった、ああしておけばよかったと思ってももう遅い。あなたはもう死ぬのだ。ああ頼むから、もし、もし少しでも私に生きる時間を与えてくれるなら、もし奇跡が起きてあと少し生き永らえることができるなら、自分は必ずや行動に移すだろう。と決断しながら一生を終え、生まれ変わったあかつきには、有言実行人間になること間違いなし。
 
2、あまりの地獄絵図にこれは夢だと思いたいとき。
原題:Inception

 

インセプション (字幕版)

インセプション (字幕版)

物語:主人公と愉快な仲間達が、他人の夢に潜入するという観てるだけで頭良くなりそうな映画。
 
あまりの事態に、ああこれは夢なんだ、きっとそうだ、と思いたくなるときが誰しもあります。頼むから夢であってくれといくら祈っても願い虚しく、現実という目に見えない巨獣が我々に覆い被さるのです。そんなときはこれ。インセプション。夢に潜入する。そんなの序の口よ。夢の中で夢を見る。夢の中で夢を見て、その夢の中でまた夢を見て、その夢の中でまた夢を見る!最高のチームワーク映画だからみてほしい。
 
3、もう知らねえ。おれはこの世界で生き残ってやる。っていうとき。
『マッドマックス 怒りのデスロード』
原題:Mad Max Fury Road

 

マッドマックス 怒りのデス・ロード(字幕版)

マッドマックス 怒りのデス・ロード(字幕版)

物語:核戦争により荒野と化した世界が舞台。主人公が怖そうな人たちとドライブする話(命がけの)。
 
崩壊した世界を受け入れた方々はこの映画をご覧ください。今後の世界の生き残り方が記されております。黄色い世界に赤い炎。あっさりラーメンじゃなくてもっとこってりした脂っこいギトギトラーメンが食べてェ!って輩はこの映画オススメです。ピリ辛じゃなくて激辛が食べてェ!って野郎もこれを観ましょう。太陽をがしっと掴んで思いっきり地に叩きつけるかのような映画で燃えるようにスッキリする。
 

 

 
4、うぇーい(崩壊)のとき。
原題:2001: A Space Odyssey

 

2001年宇宙の旅 (字幕版)

2001年宇宙の旅 (字幕版)

物語:黒い物体に導かれて木星に行くよ。その途中で宇宙船の人工知能が暴走するよ。
 
無。静。進。幼。
あらゆるSF映画のモデルとなり、のちに有名監督になる多くの人たちを映画の道へ歩ませた映画。まさに映画の王。映画好きと語るのならば一度は観ておくべきかと思うが、面白くはない。面白くはないと切り捨てるか、画が芸術的なんだよとありきたりなことを言うか。どちらも真実である。面白くはないが本当に素晴らしい画作りで静止画でも堪能できるレベルだ。だが私は監督のスタンリー・キューブリックの作品のためなら観客をも捨てていくその姿勢を尊敬する。一概には言えないし偉そうに言える立場ではさらさらないが昨今の観客に媚びへつらうような、こうすればみんな好きでしょうみたいな作品は、『2001年』を見習ってほしいと思っている。偉そうに大変失礼致しました。
 
5、1人になりたいとき。
原題:the social network

 

ソーシャル・ネットワーク (字幕版)

ソーシャル・ネットワーク (字幕版)

物語:Facebookを作ったマーク・ザッカーバーグを描く。
 
天才ゆえに無意識に人を傷つけてしまう、他の人を理解できない、などの理由から徐々に友人がいなくなっていく映画。自分をフッた女の子を見返してやりたい一心で世界を変えるソーシャルネットワークを生み出す。いまもなお人気であり、SNSの基礎を築いたといっても過言ではないあのFacebookという巨大コミュニケーションアプリを作った主人公が、実は現実世界ではコミュニケーションが苦手だったという皮肉な話。デビッドフィンチャー監督の映画はどことなく灰色というか青というか黒というか全体的にスタイリッシュなシックな絵作りがなされていて、見ていてカッコいい。スピーディな会話劇なので字幕もいいが吹き替えがオススメ。主人公マークを演じるジェシー・アイゼンバーグの表情がとても繊細。無数の感情を表現しているような顔をする。誰に感情移入するかで見方が変わる、感想も変わる。
 

 

 
人はいつ死ぬか分かりません。悔いのない人生を!